マイナーキーの仕組みと活用法(メジャーとの比較)
マイナーキーの基本構造、スケールの割り出し方、既存の曲における例、など
内山敦支
2025.05.28
読者限定
こんにちは。マイナーコードをマイナーセブンスで演奏してしまいがちな内山です。
今回は、作曲初心者にとってやや謎に包まれつつあるマイナーキーの詳細と、既存の曲における例、メロディやコード進行組み立てのコツなどについて書いてみます。
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そもそも、キーの種類は大きく「メジャー」と「マイナー」の2つに分類されます。
キーの音使いのもとになるのはスケールで、
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メジャースケールを使って作られる音楽がメジャーキーの音楽
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マイナースケールを使って作られるのがマイナーキーの音楽
だといえます。
つまり、マイナーキーを理解するためにはマイナースケールに対する理解が欠かせない、ということです。
そのうえで、メジャースケールの方が音楽の基礎として一般的であるため、マイナースケールについて把握するうえでは「メジャースケールとの違い」という観点を取り入れるのがおすすめです。
マイナースケールとメジャースケールの関連性
端的にいえば、メジャースケールにある全7音のうち、「3番目の音」と「6番目の音」と「7番目の音」を半音下げるとマイナースケールの音使いになります。
以下にその例として、最も基本的なメジャースケールである「Cメジャースケール(ドレミファソラシ)」と、同じ「ド」の音を中心に置いたマイナースケールである「Cマイナースケール」を比較して示します。