セカンダリードミナントコードの詳細:ダイアトニックコード以外で一番使われるコード
こんにちは。最近は月に2回ペースで作曲勉強会を実施している内山です。
今回は聴きごたえのあるコード進行を生み出すために頻繁に使われる「セカンダリードミナントコード」について解説します。
ポップス・ロックの作曲において、コードの展開を組み立てる上では特定のキーに紐づいた「ダイアトニックコード」を活用します。ダイアトニックコードとは、簡単にいえばそのキーが持つ「まとまった雰囲気」をコードに置き換えた「7個のコードから成り立つグループ」のようなもので、それらを活用することでコード進行(=ハーモニー)の音使いは必然的にキーの中に収まり、スムーズで聴きやすいものになります。
メジャーキー12種、マイナーキー12種、それぞれに応じて24種類のダイアトニックコードが存在します。以下はそれらを一覧にした表です。

メジャー

マイナー
これを前提として、例えば作る曲のキーを「Cメジャー」と定めた場合、そこでは「Cメジャーダイアトニックコード」に含まれる7個のコード
「C, Dm, Em, F, G, Am, Bm-5」
を主に活用してコード進行を組み立てていきます。
それらはある意味で「標準的なハーモニー」を生み出しますが、そこからさらに一歩踏み込んで、より特徴的なハーモニーを目指す上では「ダイアトニックコードに含まれないコード(=ノンダイアトニックコード)」をどう加えていくか、という観点が必要になります。
そして、その「ダイアトニックコードに含まれないコード」として最も頻繁に扱われるのが、今回テーマとしている「セカンダリードミナントコード」です。
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- キー別のセカンダリードミナントコード一覧
- セカンダリードミナントコードの成り立ち
- セカンダリードミナントコードの活用方法
- まとめ:使いやすくて特徴的なサウンド
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