ワンランク上のメロディ作り:メロディが持つリズムについて理解を深める

音の細かさ、拍との関係性、ヒット曲のメロディをリズムの観点から分析する
内山敦支 2025.03.26
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今回は「魅力的なメロディを生み出すためにリズムについて意識を向けることが大事」という点について書いてみたいと思います。

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メロディを作るうえでは、どうしても「どんな音を使うか」「(音の高い/低いという意味で)どんな波を作るか」という点だけに意識を向けてしまいがちです。

ただ、メロディの質を高めるためにはその「音使い」に加えて「リズム使い」についても考慮する必要があって、その両者がかみ合うことで初めて心地良いメロディが生み出されます。

※厳密にいえば、そこにさらに背景としての「ハーモニー」が加わり、一般的なメロディの良さはそれらの複合によって決まります。

つまり、メロディを作るときには「どんな音を使うか」という点に加えて「どんなリズムを使うか(=メロディにどんなリズム的性質を持たせるか)」という点にも意識を向けるべきで、リズムについて理解を深めることが、そのまま「良いメロディを作る感覚を養うこと」につながっていきます。

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続きは、3650文字あります。
  • 音を刻む or 伸ばす(ヒット曲の例)
  • 拍に合わせる or 合わせない(こちらもヒット曲の例)
  • まとめ:リズムでメロディは化ける

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