構造を理解すればもうコードは怖くない

内山です。今回は、やや技術寄りの内容として「コードの構造」について書いてみます。

ポピュラー系の作曲においてコードの存在は大きいですが、「そもそもコードとは何なのか」というところがなんとなくぼんやりしている人も多いはずです。

コードとは、簡単にいえば、音の重なり具合をシステム化したようなものです。

特定の音を土台として、その音からどんな音程の関係にある音がどう重なっているかをアルファベットや数字によるコードネームによって示すのがコードで、重なる音の音程や、音の数によってさまざまな響きが生み出されます。

例えば、「ド」の音を土台としてそこに「ミ」と「ソ」を重ねると、コードネームでいうところの「C（シー）」のサウンドが生み出されます。

この「C」の構造は、より詳しく表すと以下のようになっています。